@article{oai:tokyo-ondai.repo.nii.ac.jp:00000772, author = {羽石, 祐一}, journal = {研究紀要}, month = {Dec}, note = {P(論文), 陽子-原子核反応からの反陽子生成に対して, 核子-核子反応からの反陽子生成の微分断面積に1体の Fermi 運動量分布と原子核内で相関しあっている2核子から成る2体の Fermi 運動量分布を考慮して反陽子生成の反応機構を研究した。さらに原子核-原子核反応からの反陽子生成のときは, 入射原子核と標的原子核ともに1体と2体の Fermi 運動量分布を考慮して反陽子生成の反応機構を研究した。入射エネルギーがしきい値に近いときには2体の Fermi 運動量分布からの寄与は1体の Fermi 運動量分布の3倍以上に及ぶことがわかった。入射エネルギーがしきい値より小さくなるにつれて2体の Fermi 運動量分布からの寄与が1体の Fermi運動量分布からの寄与よりさらに大きくなり, 入射エネルギーが3.5GeVに至っては約10倍も2体の Fermi 運動量分布からの寄与が大きいことがわかった。また, 光速に近い速さで運動している物質は Lorentz 収縮する。この効果によって入射原子核内の核子の Fermi 運動量は静止しているときよりも大きな運動量をもつことになり, この結果, 光速に近い速さで運動している原子核内の核子の Fermi 運動量分布は, 高い確率で大きな Fermi 運動量をもつことができるように変形するので, Lorentz 収縮の効果を考慮しないときより反陽子生成に約4倍もの寄与をすることがわかった。}, pages = {79--90}, title = {しきい値近辺での陽子, 重陽子, ヘリウム : 原子核反応における反陽子生成の研究}, volume = {21}, year = {1997} }